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- 手指消毒で感染を防げるの?
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病原体は「人から人へ」「人から物へ」「物から人へ」様々な感染経路が存在します。なかでも手指を介して病気を引き起こす確率が高いと言われています。それは病原体が付着した手で鼻や口、目などの粘膜を触ることにより、病原体が体内に取り込まれ、感染症を引き起こすからです。
病原体は手や物に移ったとしても、少なくとも数分間生き続けることができます。そのため、手指消毒が不十分になると、バイ菌やウイルスは死ぬまでに時間がかかります。
したがって、手指消毒を行うことが大切なのです。
ちなみに病院での感染対策では、手洗い・手指消毒を最も基本的な手技と考え、一つの処置ごとに一回手指消毒をするという「一処置一消毒」の考え方が大変重要視されています。
※WHO「医療における手指衛生のためのガイドライン」(2009)をもとに作成・追記。 - 人混みに行くときの注意点は?
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風邪やインフルエンザ、感染症が流行している際にはできるだけ混雑した場所は避けてください。
また、ご自身が咳やくしゃみなど風邪の症状がある場合や周りにこのような症状の方がいらっしゃいましたら、できるだけ人混みを避けてください。
そのうえ、こまめに手指消毒をし、マスクを着用しましょう。マスクがない場合はティッシュやハンカチで鼻と口を覆いましょう。
*コロナウイルス感染症対策においては、人との対面接触が避けられない場合、距離(2メートル以上)をとることが推奨されています。
※首相官邸ホームページ「3つの「密」を避けるための手引き」をもとに作成・追記。 - 換気をしていない部屋で過ごすのは危険?
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換気とは新鮮な空気を取り入れ、汚染した空気を出すことです。
空気中には目に見えないバイ菌やウイルスが浮遊していることもあります。
そのため、定期的に換気を行いましょう。
換気の方法は入口窓を小さく開け出口窓を全開にすることをおすすめします。窓がない場合は機械換気を利用しましょう。
*コロナウイルス感染症対策においても、窓を全開にし、30分に1回以上数分間程度の換気をすることが推奨されています。
また、1部屋当たりの在室人数を減らすことも推奨されています。
※首相官邸ホームページ「3つの「密」を避けるための手引き」をもとに作成・追記。 - マスクをする理由は?
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マスクを着用した場合でも、顔とマスクの間には少し隙間ができてしまいます。
さらにはウイルス対策のマスクでもフィルターの捕集効率は製品によって異なります。したがって、マスクでバイ菌やウイルスを完全に予防することは困難です。
しかし、咳やくしゃみの症状のある人がマスクを着用することで飛沫感染を減らすことができますので、他の人に移さないためにもマスクを着用しましょう。
その際にはできるだけ自分の顔にあったマスクを選んでください。
*マスクを外す際にはバイ菌やウイルスが手についてしまうことがありますので、マスクを外した後の手指消毒を忘れずに行いましょう。
※厚生労働省「咳エチケットで感染拡大防止」をもとに作成・追記。